MUI

思い描くユーザーインターフェイス

2018年12月22日

デザイン

新しい名刺ができました

新しい名刺の写真

11月に自分の名刺がなくなったので、やっと新しくつくりました。どのように考えてデザインしたか、コンセプトを記録して共有します。

二面性を保って活動していく

会社の受付やテーブルで見せるビジネスな自分と、カジュアルなイベントでの飾らない自分とで、見せたい顔が違うことについてどうしていこうか考えていました。仕事用と個人用で名刺を分けるか? いや、どちらも自分の一面にすぎないし、ここは紙の持つ表と裏という性質に助けてもらって、私は多面的に自由に活動できるようにしていこうと思い一体の名刺にしました。

受け取ってくださる方にどう思っていただきたいか

そもそも私の名前は読みにくいです。しかし、読みにくいと思っていただきたくない。目で字を覚えてもらえるように、オーソドックスな骨格で「奈」と「良」が特に美しいDNP 秀英角ゴシック金 Stdにしました。さらに、ふりがなを読むのが恥ずかしくないよう、ややわざとらしく格好つけたふりがなの表現をしました。この名前だからできる表記になりました。表面の清潔感を重視し、エッジカラー加工はしませんでした。

主にデザイナー同士で交流するときに使う方の面では、もう、色!自分のマーク!スクリプト書体!当然Twitterしてるよね?これID!小さいアイコン並んでるの好きでしょ?私は好き!そういう自己愛と偏見を正面から露呈しています。あなたの感性を刺激したい!コミュニケーションしようよ!という気持ちで。

正方形の可愛さに迫る

私は、なぜか正方形の名刺をもらったとき、寂しい気持ちになることがあります。おそらく通常の55x91mm名刺と比べて面積が少ないので、プレゼントが思ったより小さかったときみたいな期待の落差が起こっちゃうのだと思います。そこで、このスクエアという形にしかできない、落差を埋めて余りある特別を実現したいと思いました。

この名刺でやってみた方法は「中央寄せ」です。真ん中に要素を配置しても、余白が少ないから要素の存在感が薄れない。余白のでかたが長方形とは違う。箱庭的空間に収まるテキスト世界が、手に収まる小ささが可愛い。

他にも枠を置くとか、対角線上に並べるとか、正方形の内側の空間を活かす方法がたくさんあると感じてとてもおもしろかったです。エッジカラー加工もスクエア型のポップさをより強調してくれそうです。

おわりに

印刷はハグルマさんにお願いしました。表面の活版印刷では、独特の押し込みによって字に強い存在感と安定感が出ています。裏面はオフセット印刷ですがこちらも潰れたりせず爽やかなターコイズです。紙は0.8mmのクッション!至福です。活版印刷でなければ自分にとってこんなふうに大胆な自己表現はできなかったと思います。本当にありがとうございます。

これからお会いする方にはぜひこの名刺をお渡しさせてください。それではよいお年を。