MUI

思い描くユーザーインターフェイス

2018年3月4日

デザインについて

アートとデザイン

かれこれ2007年にデザイン学科の道に進んで以来、私にとっては頻繁に登場するテーマです。

デザイン VS アート

デザインは生産的で、アートは道楽。そうです。なので役立たずなアーティストはいりません。
デザインは問題解決で、アートは感性の表現。そうです。なので標識や広告はこの世の問題をすべてなくしているし、アートが街中やインターネット上で誰かを手助けすることもありません。
デザインはクライアントがいて、アートは食っていけなくてもそれで生きること。そうです。なので世の中に貧乏なデザイナーはいないし、いつも高値で作品が売れる作家もいません。
つい意地悪な言い方をしてしまいました。金、労働、社会貢献度…これらでデザインとアートの関係を計るのは限界があるでしょう。

 

アートとデザイン

自分があまりに未熟で自信がないため、誰かの文章を引用したり根拠を見繕ったりせずに直球に書きます。仮説や経過報告くらいのつもりです。


アートは人の文化活動すべてに息づいているものだと思います。
人のする創造を文化活動、創造の形と力をアート性と呼ぶことにしましょう。アート性は社会に生産的に働きかけます。建築物、衣類、食べもの、本、暮らしや仕事に使う道具やソフトウェア、webサービス、路上のオブジェなど、あらゆる文化活動でアート性が生きています。
人の創造は社会に影響を与えます。これを人が計画して成すことをデザインと呼べるのではないかと考えています。
芸術作品は創造においてアート性そのものが暴かれたもの、というように感じています。私がよく思い浮かべるのはコンスタンティン・ブランクーシの『空間の鳥』です。

ひいてUXやゲームのグラフィカルは、デザインされたアートとでもいうのでしょうか。

 

おわりに

私の持論がなかなか弱くて締まらないので、芸術工科大学でお世話になりました松村 泰三教授のお言葉をお借りします。

「芸術は社会に向けて行われるものだよ」――2010年頃

このひとことがずっとずっと忘れられません。